ED薬の種類について

最終更新日：2021年7月16日ED

このページに書かれていること

ED治療薬は3つ

持続時間や価格で選ぶ

ジェネリックも同じ効果でリーズナブル

EDの治療薬の種類

ED治療薬には、現在日本で認可されている主成分をもとに、バイアグラ、レビトラ、シアリスがあり、それぞれのジェネリック薬としてシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルがあります。
いずれも有効性は高く、重篤な副作用も少ないことが分かっています。

※注意

狭心症や心筋梗塞の治療などで硝酸薬や NO 供与薬を使用している場合や、常用薬がある場合や既往歴は必ず医師に申告し、問題ないか確認ください。
•硝酸剤あるいはニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなどを投与中の方
•重度の肝機能障害のある方。

日本で処方される３種類のEDの薬。違いは？

1.バイアグラ（シルデナフィル）

バイアグラは世界で最初に作られた経口のED治療薬です。
日本国内での認知度・処方実績はNo.1です。

2.レビトラ（バルデナフィル）

レビトラはバイアグラに続き2番目に開発されました。
薬効が早く服用後15分で効果があり、さらに持続性があります。

3.シアリス（タダラフィル）

日本で２００７年認可の最新のED治療薬です。
他の２つに比べて特に作用時間が長く、服用後３２時間から３６時間もの持続性が特色です。

ED治療薬の選び方は？

ED治療薬は3種類、バイアグラ、レビトラ、シアリスとそれぞれのジェネリックです。逆にいうとこの３つしかありません。

ED治療薬は持続時間、有効成分、食事によって効果が左右される、されないなどの違いがあります、さらには使い方で効き目が変わります。
それぞれの共通点と、違いを理解して上手にED薬を使っていきましょう。

各ED治療薬の特徴と価格（開発順に掲載）

先発品名ジェネリック名	持続時間／標準量
バイアグラ（シルデナフィル）	5時間／50mg
レビトラ（バルデナフィル）	5-10時間／10mg ※当院での取り扱いなし
シアリス（タダラフィル）	32-36時間／10mg

※バイアグラの「50mg」とレビトラ・シアリス「10mg」はほぼ同じ強さとされています。

ED治療薬の選び方は？

実は、ED治療薬は他の作用もあります。
バイアグラ（シルデナフィル）はレバチオという名前では肺高血圧症という疾患の治療薬として使われています。

血管を拡張させて肺動脈の血圧を下げる作用を用いているのです。
シアリスは前立腺肥大症に対してはザルディアという名前で販売されています。

元は他の疾患の治療薬として開発が進められていたのですが、治験に参加した人が、治験が終了してからも何故か内服継続を望むようになり、その理由を問うたところ、EDが治り、性生活が充実したから、というのが、ED治療薬としての役割が発見されたキッカケなのです。

おすすめのED治療薬は？

当院の一番のお勧めのED治療薬は、シアリス（タダラフィル）の10㎎または20㎎です。

シアリスであれば、効果の継続時間が32～36時間と、長いので、「一刻も早くベッドに行かないと！」と焦る必要もありません。

女性と会う前に内服しておき、食事や飲酒をして気分が盛り上がって、いざ！と言うときでも、その晩の内であれば効果は十分に発揮されるでしょう。
それどころか、翌朝や更に次の晩でも、ある程度効果の持続は期待できます。

また、シアリスによってもたらされる勃起は、最も自然な硬さの勃起に近いとされています。
身体への負担も比較的低く、反応が自然なので使いやすいお薬であると言えます。

まとめ

一番新しく開発されたシアリスは非常に長い効果の持続時間があります。

開発の順番はバイアグラ、レビトラ、シアリスです。

バイアグラの問題であった持続時間の短さと食事による影響をどんどん改善していって、レビトラやシアリスが作られました。
なお、ジェネリックも効果などは同じで、ジェネリックだと費用を抑えられるという点もおさえておきたいですね。