呼吸器診療関連コラム
RESPIRATORY CARE
呼吸器診療に関する様々なコラムを 専門医師が徹底解説します。
呼吸器診療に関する様々なコラムを 専門医師が徹底解説します。
最終更新日:2021年7月21日呼吸器診療
2021年1月7日
当院は、近畿圏各地の総合病院で新型コロナウイルスを含めた感染症診療を行う呼吸器科医師が、PCR検査の結果説明を含めて診療を担当しております。
世間一般ではPCR検査の件数をとにかく増やせば市中の感染の広がりを抑えられ、感染拡大防止に繋がると考えられがちですが、実際はPCR検査を行うだけでは不十分です。
なぜなら、一般的に医療機関で行われている検査はどのようなものであっても「感度」が100%ではないからです。
一般的に新型コロナウイルスのPCR検査は「感度」は70%ほどと言われており、つまり感染していても30%は見逃してしまう検査なのです。
発熱などの症状が出ている方であっても感度が70%ですが、無症状の方だと更に感度は下がることが分かっております。
なので、濃厚接触者でもない無症状の一般市民がスクリーニング的にPCR検査を行うことの意味合いは、本当は低く、PCR検査が陰性であることを理由に旅行や帰省をすることは、流行期においては感染拡大を助長させることに他なりません。
検査を受けられた方に検査結果をハイ、と渡すだけでは責任を果たしたことにはならないどころか間違ったメッセージを与えることになると考えております。
検査を受ける方々には色々なお思いがあると思いますのでそれを否定したりはしませんが、「感染した同僚と〇日前に接触した」「〇日前から発熱の症状がある」などの検査を受ける理由をお教えください。
その人その人に合わせた結果の解釈を当院の医師が行い、正しい方向性をお示しすることが出来ればと考えております。
お聞きした問診内容を、新型コロナウイルスの感染性に関して熟知した医師がしっかりと考えてご説明いたします。
検査結果の説明はご来院いただいてでも、オンライン診療でも可能ですので、皆様の都合に合わせて行います。
本当は、私たちも皆様を心配させるようなことはしたくはありません。しかし、収束の兆しも見えないこのコロナ禍において、PCR検査を低価格で行えることをウリにした検査場ができたり、「陰性証明」があたかも安全を担保するものであると思われているようなこの世の中に一石を投じて、本当に安全な感染対策、職場環境の感染制御とは何かを広めていきたいという思いで一杯なのです。
診療時間 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
13:00~18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
18:00~22:00 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
夜診は、火曜日・木曜日は19時から22時
水曜日は18時から22時
金曜日は18時から20時までの診療です。
休診日 : 祝日
※当院はビルの3階ですが、エレベーターがありません。急な階段ではありませんが、職員の数も限られており、階段を上るお手伝いすることができませんので、自力で上がれない方は、大変申し訳ございませんが来院をお断りさせていただいております。
2023 9月 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
1
|
2
|
3
|
||||
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|