
EDの症状に気づいたとき、考えることとは
世の中の男性に、EDがあってもまぁいいや、と言い切れる人はそう居ないでしょう。
自分の体調、仕事、プライベート、、、どんなことでも、自分のことが思い通りにいけば、素晴らしいですよね。
EDでお悩みの方は、当院などでED治療薬の処方を受けて少しでも悩みが少なくなれればと思います。
EDでお悩みなら、きちんと医師の診察を受けた上でED治療薬を使うことが最も効果的で、尚かつ、「EDで悩まない」という目標への最短距離です。
しかし、EDの治療はED治療薬を使うことがすべてではありません。
まずこのページではEDの予防と、EDにならないようにする為のセルフケアの方法として、薬の内服以外の選択肢を紹介します。
EDの原因とは?
EDが起こらないようにする方法の理解のために、EDの原因、勃起の仕組みを説明します。
こちらのページでも説明していますが、勃起は、陰茎の海綿体が大きくなることで起きます。
海綿体が大きくなるには海綿体に十分な量の血液が流れこむ必要があります。
つまり、ED=勃起不全は、なんらかの原因によって陰茎へ十分な血流が保たれないことによって起こります。
その、血流の低下を引き起こす「なんらかの原因」は、血管の機能の悪化が考えられます。<br/
陰茎の血管も全身の血管のひとつです。
陰茎の血管の機能が悪化している = 全身の血管の機能が悪化していることの症状の一つとも言えます。
つまり、全身の血管の状態を改善させることがEDの改善に繋がりますし、陰茎以外の血管、具体的には心臓の冠動脈や脳の血管、首の血管の詰まりも合併していないか、十分注意することが大切です。
自分でまずできることは?
では、EDの改善のためにご自身でまずできることは、何でしょうか?
それは、意外と言えば意外、当たり前と言えば当たり前のことばかりです。
それは、
- 運動
- 減量
- 禁煙
の3つです。
それもそのはずで、EDは血管の機能が悪化することによって引き起こされるので、一般の方々でも思いつくような、身体にとって良いことは、血管の機能の改善につながり、EDの改善につながるのです。
具体的にどうすれば良いか、お示しします。
①運動
日本人のデータは少ないですが、運動すればするほどEDのリスクを低下させ、勃起機能が改善する効果が報告されています。
特に有酸素運動の効果が高いジョギングや水泳などを取り入れると効果的のようです。
具体的には、1週間で合計2時間半のランニングや水泳でEDのリスクが30%低下します。
服用開始後でも運動をした方が薬の効き目はより一層良くなります。
②減量・ダイエット
肥満はEDのリスク因子といわれており、体重を落とすことでEDのリスク低下・改善させることが可能です。
低糖質(ローカーボ=低炭水化物)食、低脂肪食でも同様にEDに効果的です。
①の運動と合わせて減量すると勃起機能が改善する可能性が増えます。
また、減量はEDの原因となりやすい生活習慣病の予防にもなるため、肥満傾向にある人は減量を試みましょう。
③禁煙
喫煙は血管にダメージを与える一番の原因!
EDは血管の影響を大きく受けるため、身体の血管に良いとされることはEDにも良い影響があります。
ED服用中、禁煙した人は、悪化が防いだり、禁煙しなかった人と比べて2倍も効果があるとの報告があります。
そのほか、自己のストレス対策で症状が改善する場合があります。
まずは規則正しい生活でストレス解消を心がけましょう。
④生活習慣病の予防
高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は、血管や神経を傷つけるためEDの原因となります。
①の運動、②の減量(食事)、規則正しい生活を心がけ、生活習慣病にかからないように気をつけましょう。
⑤陰茎の神経や血管を傷つけない
股間を圧迫する動作は、神経や血管を傷つけて勃起機能を低下させることがあります。
代表的な例に、自転車に乗車する際のサドルによる股間の圧迫があり何度も繰り返されることで器質性EDが引き起こされる可能性がありますので、長時間の乗車には注意が必要です。
ただし、自転車に乗る時間が短時間であれば、あまり気にしすぎる必要はありません。
一日2時間を超えるような、長時間利用が多い方は注意したほうがいいでしょう。