いびき治療は自宅で検査が可能です
初診から診断、治療の流れをまとめました
最終更新日:2023年4月21日睡眠時無呼吸症候群
漠然と、「仕事中に眠気が強くて困る」「寝ても、疲れが取れない」「一緒に寝ているパートナーにいびきを指摘される」などと、悩みをかかえている人は多いのではないでしょうか。
そして、「もしかしたら自分も、睡眠時無呼吸症候群なのでは。。。。」と、薄々気づいているのかもしれません。
しかし、「眠り」の悩みをどこに相談したら良いかなんか分からないのが実際のところでしょう。
実は、睡眠治療はSTEPを踏んで丁寧に進めていくことが何より大切です。
以下に、失敗しない睡眠治療のためのSTEP(=治療の順番)を解説いたします。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは、寝ているときに、いびき・無呼吸がひどい状態です。
症状が強いと、たかがいびきも病気になります。
息が止まることを無呼吸といいますが、医学的には呼吸が10秒以上止まった場合に1回と数えると決めました。
ひどい人は何回も呼吸が止まり、止まっている1回の時間も長くなります。
たかがいびきも、症状がひどいと病気と認識され、寝ているときに呼吸がない病気なので睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)と名前が付きました。
睡眠中に呼吸が止まったり弱くなったりすることで睡眠の良い睡眠をとることができず、体に色々な不調をもたらしますが、多くの場合においてイビキを伴い、自覚症状が乏しい(分かりにくい)のが特徴です。
診察を受けて、入院で検査をして、それから、よくわからないけどCPAP治療?を受けるんでしょ?
そんな、入院したり、何回も検査を受けに行ったりなんかムリムリ、できません、と、お思いかと思います。
しかし、睡眠時無呼吸症候群は、それ単品では患者さんの急変のリスクが低い疾患であるため(合併症については後ほど説明します)、オンライン診療に適した疾患です。
検査は自宅で行うことができて、治療はスムーズに、対面診療でもオンライン診療で受けられます。
多くの場合、上気道の閉塞や狭窄によって引き起こされますが、その原因は肥満によって上気道の軟部組織に脂肪が沈着すること、扁桃腺の肥大、小顎症、巨舌症などの形態的異常と、首の周りの筋肉のゆるみによる機能的異常に分けられます。
十分な睡眠をとっているつもりでも、無呼吸のせいで脳や身体が休まらないので、日中の眠気や疲労感が積み重なり、日常生活に悪影響を及ぼします。
居眠り運転を起こして人身事故を起こしてしまった時には、社会的な責任を問われてしまいます。
睡眠時無呼吸症候群はイビキをかくだけでなく、高血圧、糖尿病、心筋梗塞などとも関連しています。
中等度以上の睡眠時無呼吸症候群を放置していると、夜中に突然死したり、脳卒中や心臓発作・不整脈などが起こりやすくなることが報告されており、健康な人と比べて寿命が10年短いとされます。
自宅で簡易検査を行うための機器をお貸しいたします。就寝前に手の指と鼻の下にセンサーを付けていただく事でいびきや無呼吸の状態を調べることができます。
簡易検査自体の費用は約3000円ですが、高血圧や糖尿病、不整脈などの合併の有無を調べる場合は、別途費用がかかります。
無呼吸の重症度によっては、さらなる精密検査(ポリソムノグラフィ)が必要になる場合があります。
検査を行い、CPAP(シーパップ)というマスク型の機械を装着して毎日眠ることで治療出来ます。
約4500円/月(3割負担の場合)です。
軽症の場合は、減量や睡眠中の体位の工夫、マウスピースの装着で、無呼吸が改善することがあります。
軽症~中等症の場合、手術によって上気道を拡大させる方法があります。小児の無呼吸の場合、扁桃肥大やアデノイドが多いため、良い適応です。
中等症~重症の場合は、CPAP療法(マスクを介して気道内に陽圧をかけて、気道の閉塞を閉塞を解除する方法です)が有効です。
いびきがうるさいと言われた呼吸が止まる
息苦しさを感じて目が覚める
夜中に何度もトイレにいく
起きた時に口が渇いている
熟睡感がない、体が重い
昼間に眠気がある(運転中や会議中にうとうとすることがある)
きちんと眠ったはずなのに疲れが抜けない
運転中に眠くなる
などがあります。
最近太った
首が短い
下あごが小さい
扁桃腺が大きいと言われた
舌や舌の付け根が大きい
家族の中にいびきのうるさい人がいる
寝る前にアルコールや睡眠薬を内服することがある
これらは睡眠時無呼吸症候群の危険因子です
同室で寝ている方に息が止まっていることや、いびきを指摘されれば睡眠時無呼吸症候群である可能性に気づきますが、同室で寝る方がいなかったり指摘されない場合はなかなか気づかれず、一人で体調不良に悩み続けることになるのが睡眠時無呼吸症候群の怖い所です。
上に挙げた症状や身体の特徴に該当する方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
早く治療開始することが大切ですので、ぜひ一度当院にご相談ください。
診療時間 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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10:00~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
13:00~18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
18:00~22:00 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
夜診は、火曜日・木曜日は19時から22時
水曜日は18時から22時
金曜日は18時から20時までの診療です。
休診日 : 祝日
※当院はビルの3階ですが、エレベーターがありません。急な階段ではありませんが、職員の数も限られており、階段を上るお手伝いすることができませんので、自力で上がれない方は、大変申し訳ございませんが来院をお断りさせていただいております。
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