どの部位にどうやって注射しますか?
コロナワクチンは筋肉注射です。
インフルエンザワクチンは日本では皮下注射を行うことが多いですが、実はインフルエンザワクチンも筋肉注射でも構わないのです。
1970年代までは子供に対して抗菌薬や解熱薬の筋肉注射をしていました。
しかし、昔、複数回筋肉注射を受けた子供の太ももの筋肉が固く縮んでしまう、「大腿四頭筋拘縮症」が報告され、日本国内では子供に筋肉注射で薬を打つことはやめようという流れになりました。
そういう経緯もあり、ワクチンも皮下注射で接種されるようになりました。
しかし、その後の調査で、大腿四頭筋拘縮症が生じる原因は、複数回解熱薬や抗菌薬を筋肉注射することが原因であり、筋肉注射そのものが悪い訳ではないということがわかりました。
最近でいうと、RSウイルスというウイルスの感染を予防する、パリビズマブという薬を、新生児や乳児に月1回筋肉注射することがあります。
しかし、パリビズマブの筋肉注射によって大腿四頭筋拘縮症が生じたという報告はありません。
子宮頸癌ワクチンも肩に筋肉注射を行いますが、筋肉注射によって肩の筋肉がおかしくなったという報告もありません。
大人でも、日本国内では鎮静剤などを筋肉注射することがありますが、それで特に何か問題が起こるということはありません。
下は、日本プライマリ連合学会が発表したワクチン接種の具体的な方法に関するメッセージです。
当院の方針
バイタリティクリニック神戸三宮では、5月17日よりコロナワクチンの接種を行います。
日中、夜間の長い診療時間中、できるだけ多くの市民の皆様が早くワクチンを接種出来るように致します。
4月20日より電話、ホームページで予約受け付けを開始しています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。