禁煙外来｜神戸市中央区神戸元町呼吸器内科・アレルギークリニック

SMOKING CESSATION

禁煙外来とは？

禁煙外来とは、禁煙を希望する方が受診する医療施設や診療所などの専門外来のことです。
医師や看護師などの専門家が、ニコチン依存症に対処するためのカウンセリングや生活指導などの精神面での禁煙サポートやニコチンガムやニコチンパッチ(ニコチネルTTS)を使用した薬物療法などを行います。

禁煙外来とは？

神戸元町呼吸器内科・アレルギークリニックの禁煙外来では、まず患者さまの喫煙状況や禁煙に向けた意思を確認し、それに基づいて禁煙方法や禁煙補助薬の処方、喫煙に関連する健康被害や禁煙のメリットについての情報提供などを行います。

禁煙外来は、禁煙を支援するための専門的な施設であり、禁煙治療には高い成功率が期待できます。
無理のない範囲でサポートいたしますので、禁煙をお考えの方は神戸元町呼吸器内科・アレルギークリニックまでお気軽にご相談ください。

禁煙外来の保険適用の条件と費用
以下の条件全てに当てはまる場合に、禁煙外来の保険適用での治療が可能です。
- 今すぐに禁煙しようと考えている
- TDSニコチン依存症テストで「ニコチン依存症」と診断された
- 禁煙治療を受けることを文書にて同意している
- 過去1年以内に保険適用による禁煙治療を受けていない
- 1日の喫煙本数×喫煙年数が200本以上になる
※35歳未満の方は、喫煙本数や年数の条件を満たさない場合でも保険適用が可能です。
禁煙外来での禁煙成功率について

禁煙外来での禁煙成功率は、一般的には約7～8割ほどだといわれています。また、自力で禁煙を行うよりも禁煙外来を利用した場合、成功率は3～4倍も高くなるともいわれています。

禁煙外来には、医師や看護師、心理士などの専門家が禁煙支援を行い、禁煙に向けたカウンセリングや薬物療法、ニコチン補充療法などを提供しています。これらのサポートにより、患者さまが禁煙に成功する確率が非常に高まります。

また、継続的なフォローアップや支援を受けた場合、成功率はさらに高くなる可能性があります。
ただし、禁煙外来での成功率は、患者さまの禁煙意欲や依存度、社会的環境などによっても影響を受けるため、個人差があります。
禁煙に成功するためには、禁煙外来での支援だけでなく、自己管理能力や禁煙に向けた意識改革も重要です。

A TREATMENT

禁煙外来の治療薬

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ニコチンパッチ
(ニコチネルTTS)

ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)とは、ニコチンを皮膚から吸収させることで、禁煙時のイライラや集中困難などの症状を緩和させて禁煙しやすくするための張るタイプの医薬品です。
通常、禁煙に挑戦する患者さまは、ニコチン依存症による禁断症状に苦しむことがあります。

ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)は、この禁断症状を和らげるために開発されたもので、一定量のニコチンを皮膚から吸収することで、徐々に血中濃度を上昇させ、禁断症状を緩和させる効果があります。
ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)は、身につけるだけでニコチンを放出し、煙草を吸う必要がないため、非常に便利で、禁煙をサポートするために有効な手段の一つです。
また、ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)の副作用は、一般的に軽度で、皮膚刺激などが報告されています。

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ニコチンガム

ニコチンガムとは、禁煙を支援するために開発された、ニコチン入りのガムです。
ニコチンガムに含まれるニコチンは、タバコに含まれるニコチンと同じく、中枢神経系に作用して、ストレスを軽減させる作用があります。

禁煙に成功するためには、ニコチン依存症を克服する必要がありますが、ニコチンガムは、少しずつニコチンを体に与えることで、禁煙の難しさを緩和させる効果があります。
ニコチンガムの使用量には個人差がありますが、一般的には1日に4～10個程度の使用が推奨されています。
また、過剰摂取や長期使用による副作用(頭痛、吐き気、めまい、不眠など)があるため、ニコチンガムを使用する場合は、医師の指導を受けることが望ましいです。

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バレニクリン
(チャンピックス)

バレニクリン(チャンピックス)とは、ニコチンを含まない飲み薬タイプの禁煙補助薬です。
ニコチンが脳内で拮抗するアセチルコリン受容体を刺激することにより、禁煙に伴う禁断症状を軽減し、禁煙成功率を高める効果が期待されています。また、バレニクリン(チャンピックス)は、ニコチンによる快感作用を軽減する効果もあるため、喫煙への欲求を抑える働きがあるとされています。

バレニクリン(チャンピックス)は、医師の処方箋が必要な処方薬であり、通常は禁煙日から1週間前に開始されます。禁煙日以降は、1日2回の投与が推奨されています。
バレニクリン(チャンピックス)には、吐き気や頭痛、不眠症などの副作用が報告されており、使用にあたっては、医師の指導のもと、安全に使用することが重要です。
また、バレニクリン(チャンピックス)は、妊娠中の女性や、高血圧、心臓病、うつ病などの持病がある方には適さない場合があります。

※バレニクリン(チャンピックス)は現在、全世界的に出荷停止になっているため、当院では主にニコチンパッチ(ニコチネルTTS)を用いて禁煙治療を行っております。
出荷が再開した際には当院でも処方させていただきます。

FREQUENTLY ASKED QUESTIONS

禁煙外来でよくあるご質問

飲む禁煙補助薬には、どのような副作用がありますか？: 飲み薬タイプの禁煙補助薬であるバレニクリン(チャンピックス)には、吐き気や頭痛、めまい、不眠、不安感、動悸などの副作用が報告されています。
また、ごくまれにですが、血管浮腫や重い皮膚・粘膜障害、意識障害などの重たい副作用が生じる場合もあります。
禁煙パッチやガムとの併用はできますか？: ニコチンの過剰摂取になる可能性がありますので、併用をご希望の方は、医師にご相談ください。
禁煙治療にかかる期間、金額はどのくらでしょうか？: 禁煙治療にかかるかかる期間は、患者さまの状態によって異なりますが、一般的な禁煙治療プログラムは、約12週間にわたり計5回の禁煙治療を行います。
アイコスやグロー、プルームテックの加熱式タバコは、紙タバコより安全ですか？: 加熱式タバコ製品は紙巻きタバコと比較して一部の健康上のリスクが低減されると誤解されていますが、禁煙の代わりにはなりません。
加熱式タバコのような煙は出ませんが、電気によってタバコの葉が熱され、タールや発癌性物質が生成されるため肺癌やCOPDの発症のリスクは変わりません。
また、ニコチンを経気道的に吸入することで、心血管系疾患のリスクが上昇することには変わりなく、十分に健康被害を来すものであります。