薬の個人輸入にはリスクが
現在、一般の方でもインターネットを使ってパソコンやスマートフォンなどから手軽に個人輸入(通販)が出来る様になっていますが、個人輸入には高いリスクが潜んでいます。
日本およびタイの調査会社に依頼して発注、入手したED治療薬を鑑定した結果、国内外の合計で約4割(40.0%、28/70)が偽造品であることが判明しました。
国内発注分で約4割(35.6%、16/45)、タイ発注分では約5割(48.0%、12/25)が偽造品でした。
みなさんもセモノは本物と見分けにくいことも知っていますが、9割の人が自分の買ったものだけは本物だと思い込んでいるのです。さて、あなたは見分けられますか?
偽造バイアグラは、世界中で製造されていて、現在までに日本を含む世界60ヶ国で偽造バイアグラが発見されています。
次の写真のように偽造ED治療薬は不衛生な場所で製造され、また、流通経路での品質管理にも問題があります。
品質にはばらつきがみられ、医薬品成分の含有量が承認されている用量より多い・少ないだけではなく、全く含有していないもの、他の成分、複数の不純物が含まれるものがありました。
個人輸入で米ファイザーがあるアメリカから取り寄せた場合でも、米国の住所から送られてくる物が本物だとは言い切れません。
(偽造品は米国経由で日本に輸入される事例も確認されています)偽造品は思わぬ健康被害を引き起こす可能性があります。
無承認無許可医薬品は、日本の薬事法に基づく品質・有効性・安全性の確認がなされていません。
検出された医薬品成分の含有量は、必ずしも均一でなく、いちどに摂取すると健康被害を生じるおそれがある量が含まれている場合があります。
あぶない!偽造ED治療薬
また、不衛生な場所や方法で製造されたものであるおそれがあり、有害な不純物等が含まれている可能性が否定できません。
報告されている健康被害については、検出された医薬品成分のみによるものとは限らず、そうした不純物等が関係している可能性もあります。
安全性と有効性が担保され安心して使える純正品をお求めの方はお近くの病院やクリニック等の医療機関にご相談されることをお勧めいたします。