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2025,06,17

お知らせ

息切れ症状の専門外来を開設しています

息切れは、動いたときに息苦しさを感じたり、じっとしている状態でも息苦しさを感じる状態のことです。

息切れは、人によってその感じ方はさまざまであり、息切れに伴って動悸が生じる場合もあります。

息切れを感じる場合は病院を受診してきちんと身体の状態を調べた方がよいケースが多く、自己判断で様子をみないほうがよいでしょう。

急速に息が苦しくなっている場合は、病院をすぐにでも受診したほうがよいと考えられます。

  • 平地を歩いていると息苦しさを感じるようになった。
  • 階段を登るのがつらくなった。
  • 息を吸っていても空気が入ってこないような感じがする。
  • 息苦しさのため同年代と同じペースで歩くことができなくなった。
  • じっとしていても息が苦しい。
  • 酸素が足りてないような感じがする。

このような症状を感じている場合は、内容を参考にしていただき、受診することを検討してください。

なぜ息切れが起こるのか

体にとって必要な酸素の供給が足りていないとき、息切れが起こります。

肺が悪くて血液中の酸素濃度が低い場合もあれば、酸素濃度は低くないのに酸素を運ぶヘモグロビンの不足によって組織に酸素が運ばれないという場合もあります。

酸素が不足しているというのは体にとって非常事態であるため、あらゆる器官に存在する酸素の不足のセンサーが作動し、酸素を有効に取り込もうとするために呼吸数が上昇し、心拍数も上昇し、息切れが起こります。

どのような病気が考えられるのか

息切れは、大きく分けて①肺の病気(呼吸器疾患)②心臓の病気(心不全など)③貧血(血液疾患)の3種類が考えられます。

①呼吸器疾患

肺から酸素が取り込まれなくなってしまい、酸欠状態になることで、息が苦しくなってしまいます。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、気管支喘息、気管支拡張症、肺がん、胸水貯留、肺塞栓(エコノミークラス症候群)、気胸など、原因を挙げ始めるときりがないですが、共通して認められる状態は「SpO2」という、血液中にどれくらい酸素が取り込まれているかを示す指数が低下しています。

急速に進行する場合は、肺の血管に血栓が詰まる肺塞栓症や、肺が破れてしまう気胸などの疾患などが代表的です。

慢性的に、ゆっくり進行するのは、長年の喫煙歴によって肺胞(肺の末端の組織)が壊れてしまう「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」や、間質性肺炎などが代表的です。

急に生じる訳ではなく、初期は坂道や階段を歩いた時などにのみ生じるので、年のせいと考えるなど、自覚症状に乏しいことが多いのが特徴です。

②心臓の病気

心臓の血管が詰まってしまい、心臓の筋肉に血流が行き届かなくなってしまう心筋梗塞が代表的です。

心筋梗塞が生じると胸の痛みが生じて苦しくなるほか、急速に心臓の動きが悪くなり、全身に血流を行き届かせるポンプの働きが起こらなくなるため、強い息切れなどの心不全症状を来します。

心筋梗塞が気付かない内に生じる場合もあり、じわじわと心不全が悪化した時は、手足のむくみが生じたり、寝転んだ時にあ息の苦しさが悪化するなどの症状が強く現れることが多いです。

③貧血

「貧血」というと、立ちくらみを起こして倒れてしまうことのように考える方が多いですが、医学的には「貧血」とは、血液中のヘモグロビンの値が低下した状態のことを指します。

血液の中の「ヘモグロビン」は、全身に酸素を運んでくれるトラックのような働きを持ちます。

ヘモグロビン濃度が低下すると、体内の酸素供給が不足してしまうので、少ない台数のトラックを働かせるために、体は心臓にムチを打ち、大した動きをしていなくても心拍数を上げた状態を保たせないといけないので、息切れが生じます。

胃潰瘍や胃がん、大腸がんなどのため消化管から出血し、血液が失われることや、女性では月経の時の出血量が多いせいで貧血が進行してしまうことがあります。これら、出血のせいでヘモグロビンが失われる貧血の事を「鉄欠乏性貧血」と言います。

その他、「再生不良性貧血」など、血液が作られなくなってしまう血液疾患によっても息切れがじわじわと進行する場合があります。

どんな検査を行うのか

上に書いた通り、息切れの原因を突き止める為には問診から病気の原因を考えます。

息切れがいつから起こったのか、どのような時に起こるのか、など詳細な問診を行います。過去の病気や喫煙歴なども重要です。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は、胸部CTや胸部X線検査(レントゲン)を行うと、肺が壊れてしまっていることが画像上分かることがあります。

また、呼吸機能検査を行うと、COPDの場合は息がしっかりと吐きだせなくなっているため、「一秒量」という、吐く息の量が低下していることが確認されます。

直接息切れが生じるほどの大きさではなくても肺がんを合併しているケースが多くあり、COPDと診断した場合は胸部CTで肺がんの合併をスクリーニングすることが大切です。

貧血は、血液検査を行わないと分かりません。逆に言うと、血液検査を行ってヘモグロビン値が低下していると、貧血が起こっていることが分かります。

ただし、次には「なぜ貧血が起こっているのか」を考える必要があり、便に血が混ざっていないか調べたり、胃カメラ・大腸カメラなどをおこなったり、女性なら産婦人科で子宮筋腫などが隠れていないかを調べる必要があります。

心不全が起こっているかどうかは、心電図で不整脈が生じているかどうかを調べたり、心エコー検査で心臓の動きが低下していないか調べたりするなどします。

当院の息切れ専門外来について

当院では、呼吸器疾患を中心とした息切れ症状をきちんと解消するために、原因を突き止める「息切れ外来」を開設しています。

呼吸機能検査、胸部画像検査、心電図、血液検査、エコー検査などを用いて、肺や心臓・血液疾患などに関わる病気全般の診断および診察が可能です。

お困りの方はご予約の上、ご相談ください

まとめ

息切れは、日常生活の中の様々な場面で起こりますが、なかなか息切れが収まらなかったり、激しい運動以外で息切れしたりする場合には注意が必要です。

気管支喘息やCOPDといった呼吸器の病気や、心不全などの心臓の病気、貧血、過換気症候群など、病気が原因となり息切れが起こるケースが多くあります。

自覚症状を感じる頃には症状が進行している可能性もあるため、早めに医療機関で受診するようにしましょう。

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神戸元町呼吸器内科・アレルギークリニック

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